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この度、当神社にてお香の知恵と伝統文化をお伝えする準備が整い、本年9月をもちまして正式に各種講座を開講する運びとなりました。
お香の香りは、古より心を鎮め、神聖な空間を整えるために用いられてきました。当神社では、皆様の健やかなる日常に寄り添うお香のたしなみや、日本伝統の精神文化に触れていただく講座を順次開催してまいります。
各講座の開催日程やご予約の詳細につきましては、9月以降より順次ご案内させていただきます。

最新の講座スケジュールや香りの豆知識につきましては、是非ニュースレターにご登録いただくか、Facebookの更新をご確認ください。
皆様と共に香りを通じて心豊かな時間を共有できる日を、心よりお待ち申し上げております。

和のお香教室・調香講座

当教室は、お香に初めて触れる初心者の方から、さらに深く学びたい経験者の方まで、どなたでも大歓迎です。

定期的なクラスへの継続参加はもちろん、まずは「気軽に1回体験してみたい」という単発でのご参加も大歓迎ですので、どうぞリラックスして日常を離れた香りの世界をお楽しみください。

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当宮では、神職としての活動の傍ら、日本の伝統的な香文化を正しく伝える「調香講座・お香教室」を開講しております。

講師を務める宮司は、日本のお香文化において広く知られ、数多くのプロを育成している「薫物屋香楽(たきものやからく)」より認定を受けた「認定香司(こうし)」であり、さらにその上位講座である「教授香司講座」を修了したプロフェッショナルです。

海外において、この本格的な和の香りの知識と調香技術を基礎から体系的に学べる機会は極めて稀であり、貴重な体験を提供いたします。

日本のお香の歴史と文化

日本におけるお香の歴史は、仏教伝来の時代(6世紀)に中国(随・唐)やシルクロードを経て、仏前を清めるための「供香(ぐこう)」として伝わったことに始まります。


その後、平安時代(9〜12世紀)に入ると、お香は宗教的な役割を超え、貴族たちの宮廷文化と深く結びつき、独自の発展を遂げました。貴族たちは、いくつかの天然香料を練り合わせ、独自の香りを競い合う「薫物合(たきものあわせ)」を愉しみ、衣服や髪に香りを染み込ませて自己の身嗜みやアイデンティティを表現したのです。


室町時代には、茶道や華道と並び、香りの違いを識別して精神を研ぎ澄ます「香道(こうどう)」という日本独自の芸道へと昇華され、現代にいたるまで日本の美意識の根幹を支え続けています。

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調香でつくるお香の種類と使われ方

当講座では、目的に応じて以下のような様々な形のお香を、ご自身の調香によって制作していただけます。


線香・コーン型お香:

直接火をつけて煙を立たせる、最も馴染み深いお香です。

日常のお部屋の芳香、毎日のリラックスタイム、またはお祈りや瞑想の時間の導入として使用されます。


匂い袋・お香袋:

火を使わず、常温でほのかに香るお香です。

伝統的には衣服の箪笥に入れたり、着物の袂(たもと)に忍ばせたりして、移り香を愉しみました。現代では、鞄の中に入れたり、お守りやルームフレグランスとしてインテリアに活用されます。


練香:

香料の粉末を炭粉や蜂蜜、梅肉などで練り合わせ、数ヶ月熟成させた丸薬状のお香です。

火をつけず、香炉の灰の中で間接的に熱を加えて(燻して)香らせます。主に冬の季節や茶席(茶道)で重んじられる、奥深く気品ある香りが特徴です。


印香:

香料の粉末を型に押し込んで、様々な美しい形(花や季節のモチーフ)に成形したお香です。

練香と同様に灰の上で温めるか、または直接火をつけて使用します。主に春や夏の茶席、目でも愉しむおもてなしの場で用いられます。


塗香:

非常に細かく挽いた香料の粉末です。神社仏閣への参拝前や、お清めの儀式の際に、自らの手や身体に直接薄く塗ることで、邪気を祓い心身を清める目的で使用されます。

本物の天然香料を日本から直接仕入れ

白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、丁子(ちょうじ)など、植物の皮・根・樹脂などを乾燥させた100%天然の自然香料を主に使用します。吸い込んでも肺や身体に害が少なく、小さなお子様やペットのいる環境でも安心です。

時間の経過とともにまろやかに変化する、優しく奥深い香りが特徴です。海外での偽物の流通を防ぎ信頼性を担保するため、宮司が香司資格を取得した「薫物屋香楽」より、厳選された本物のみを直接仕入れています。

香料へのこだわり:天然香料の価値と安全な合成香料の活用

現在、市場に出回っている安価なお香の多くは、粗悪な化学物質を使用した化学香料が使われており、人によっては頭痛や呼吸器への不快感を引き起こす原因となることがあります。

当教室では、生徒の皆様の安全と、調香という芸術への深い理解を第一に考え、厳選された質の高い香料のみを在庫に備えております。

安全な合成香料による知識の探求

当教室では、天然香料の素晴らしさを学ぶだけでなく、調香の知識をより科学的・立体的に深めるために、安全性に配慮された高品質な合成香料も取り扱っております。

合成香料を正しく学ぶことで、香りの構成(ノート)の仕組みや、表現できる香りの幅広さを実践的に体験していただけます。

お香を「聞く」:五感を研ぎ澄ます瞑想体験

日本では、お香の香りを単に鼻で「嗅ぐ」のではなく、心と五感を集中させて香りを「聞く」と表現します。
これは、香りの繊細な変化に意識を向け、その奥にある情景や自然の息吹を「心で聴き取る」という、日本特有の深く静かな精神性を表した言葉です。

調香の作業、そして完成したお香の香りを「聞く」行為は、現代における極めて質の高いリラックス効果やマインドフルネス(瞑想)をもたらします。余計な雑音を払い、今この瞬間の香りのみ集中することで、脳が深くリフレッシュされ、精神的な平穏を取り戻すことができます。
 

季節の調香ワークショップ・定期クラス

当お香教室では、日本の豊かな「四季」に合わせたテーマを毎月、あるいはシーズンごとに設定し、その季節に相応しいお香の制作を体験していただけます。


講座の内容:
それぞれの香料(生薬としても使われる植物や素材)が持つ歴史や効能についての深い知識を学びます。その後、各種香料の配合比率を変えることで、香りがどのように変化するかの調香ノウハウを香司が分かりやすく指導いたします。


体験の魅力:
あらかじめ決められた香りを組み立てるのではない、ご自身の感性と向き合いながら、世界に一つだけのオリジナルの香りを創り出す楽しさを体験していただけます。

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出張教室・外部講座のご案内

学校、文化団体、企業、または個人グループへの出張お香教室や調香講座のご要望も承っております。

 

人数やご予算に合わせて柔軟にプログラムを構築いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

今後のワークショップの日程やプライベートグループのご予約については、

香取神社に直接お問い合わせ下さい。

重要:講座の対応言語について

誠に恐縮ながら、香司はカナダ・ケベック州へ移住して間もないため、現在フランス語を習得中でございます。そのため、当面の間、お香教室および調香講座の解説・ご指導は【日本語または英語のみ】での対応となります。現地のフランス語話者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。言語の壁を越え、和の香りの素晴らしさを精一杯お伝えいたします。

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